
透明樹脂の種類と特性比較|耐候性・吸湿性から最適材料を選ぶ
透明樹脂は、光学部品・筐体・カバー・医療機器・屋外用途など、幅広い分野で使用されています。
本記事では、代表的な透明樹脂の特性を整理するとともに、耐候性・吸湿性に優れたTefabloc™ CPの特長と利点をご紹介します。
目次[非表示]
- 1.透明樹脂
- 1.1.PS(ポリスチレン)
- 1.2.PMMA(アクリル樹脂)
- 1.3.PC(ポリカーボネート)
- 1.4.COP(シクロオレフィンポリマー)
- 1.5.COC(シクロオレフィンコポリマー)
- 1.6.Tefabloc™ CP
- 2.耐候性
- 2.1.各樹脂の耐候性
- 3.吸湿性
- 3.1.各樹脂の吸湿性
- 4.耐候性に優れた Tefabloc™ CP
- 4.1.優れた耐候性と低吸湿性
- 4.2.他樹脂との熱溶着性
透明樹脂
透明樹脂は、材料ごとに透明性・耐候性・吸湿性・加工性が大きく異なります。用途に応じた材料選定が重要です。以下は主な透明樹脂とその特徴及び用途例です。
PS(ポリスチレン)
PSは高い透明性と低コストが特長の汎用樹脂です。
・高透明・高光沢
・成形性が良好
・耐衝撃性・耐候性は低め
・用途例:室内用カバー、簡易容器、ディスプレイ部材
PMMA(アクリル樹脂)
PMMAは優れた光学特性と耐候性を有する透明樹脂です。
・非常に高い透明性
・屋外用途でも実績のある耐候性
・吸湿性はやや高い
・用途例:照明カバー、サイン、光学部品
PC(ポリカーボネート)
PCは透明性と耐衝撃性を兼ね備えたエンジニアリングプラスチックです。
高耐衝撃性・耐熱性
機械的強度が高い
紫外線による黄変対策が必要
用途例:屋外カバー、防護部品、電子機器筐体
COP(シクロオレフィンポリマー)
COPは環状オレフィン系ポリマーで、フィルムや医療分野で使用される透明樹脂です。
・低吸湿性
・高透明・フィルム加工性
・原材料コストが高い
・用途例:光学フィルム・医療用包材
COC(シクロオレフィンコポリマー)
COCはCOPと同じく環状オレフィン系ポリマーで、光学特性に優れた透明樹脂です。
・低吸湿性
・低複屈折・高透明・高剛性
・フィルム加工は難しい
・用途例:レンズ・光学部品
Tefabloc™ CP
Tefabloc™ CPは、耐候性や異主材接着に優れる透明樹脂です。
・高い透明性
・耐候性・低吸湿性に優れる
・他樹脂との熱溶着が可能
・原材料コストが高い
・用途例:屋外高耐候カバー、機能一体化部品
耐候性
屋外用途や長期使用製品では、紫外線・熱・湿度に対する耐候性が製品寿命を左右します。
各樹脂の耐候性

促進試験耐候性試験(60℃、雨あり)による色調変化

吸湿性
各樹脂の吸湿性
吸湿性は、寸法安定性・外観品質・光学特性に影響を与える重要な要素です
低吸湿性材料は、屋外用途・精密部品・光学用途に適しています。

耐候性に優れた Tefabloc™ CP
Tefabloc™ CPは、透明樹脂用途において耐候性・低吸湿性・設計自由度を高次元で実現した材料です。
優れた耐候性と低吸湿性
長期屋外暴露後も透明性を維持
吸湿による寸法変化が少ない
外観劣化を抑え、高い信頼性を実現
屋外カバー、光透過部品に好適です。
他樹脂との熱溶着性
Tefabloc™ CPは、オレフィン系樹脂との熱溶着が可能です。
PP・PEなど汎用樹脂と一体成形が可能
この特徴を活かし、筐体全体に高価な透明樹脂を用いず、必要な部位のみに適用することでコストや機械特性の合理化を図ることが可能です。
Tefabloc™ CPには、一般的な透明樹脂では透過しないUV-C光を透過可能なグレードもございます。使用環境や要求性能に合わせて最適な材料提案を致します。


